支援者って何?どんな人が何を学んでいるの?
10代で出産した女性への支援者養成講座とは
今回は、このティーンズママルームのメルマガ等を監修している先生方が開催している「10代で出産した女性への支援者養成講座」を見学してきました!
このサイトでは、読者である10代の妊婦さんやママさん向けの情報と、支援者と呼ばれる方々への情報も掲載しています。
その支援者ってなんだろう?どんなことをしているの?と疑問に思っている方もいるのではと思い、今回は12/3静岡での支援者養成講座を見学し、どんなことをしているのか紹介したいと思います!
支援者養成講座って、どんな人が参加する講座?
参加している方たちは、助産師さんが多く、産院の先生や看護師さんなど医療関係の方、子育て支援の活動をしている方など様々です。
妊娠・出産・子育ての期間を支えるようなお仕事や活動をされている人、若いお母さんの支援に興味のある方に向けて開催しています。
でも、その方たちも、10代の方に接する機会が多いわけではないので、もっと若いお母さんのことを知って、寄り添っていくにはどうしたらよいか一緒に考えるような講座です。
<前半>
概要として、10代の妊婦さん、ママさんの特徴や課題について知ってもらうという内容です。
助産師さんやケースワーカーさんから10代の妊婦さん、ママさんの見た特徴、支援の中での体験談などの話を聞きました。
10代で妊娠された方の多くが抱えている困難を知り、一人ひとり事情は違うけれど、その背景も
そして、米国の支援プログラムの紹介があり、妊娠期・出産後だけじゃなく、その人がよりよく生きていけるよう学習や就労の支援など広い視点からのサポートが必要なのだと気づきます。
<後半>
ティーンエイジャーである個人として理解するためのグループワークを入れた講義です。
例えば、10代のママさんと聞いたとき、どんなイメージを持っているか、無意識に大丈夫かな?とか不安な目でみていない。
そんな固定されたイメージに気づかされるようなワークなどがあり、10代のママさんの支援をしてきた先生から10代のママさん達が病院などの場所や子育ての中でどんなことを感じているのかという話を聞きました。
妊娠中・産後など、サポートする人たちとの関わりでよかったことをヒアリングした結果、「良かった」の声がとても少なかったという話が印象に残りました。サポートする人たちがいてもすれ違いがあるのは残念だなと思いました。
最後には10代ママと支援者の会話を演じるロールプレイが行われ、会話がうまくいってるパターンと、そうでないパターンを演じてくれました。
わかりやすく、ちょっと誇張はしてますが、会話のずれなど、なんとなく、どこですれ違ってしまうのかわかるような気がしました。
見学しての感想と10代妊婦さんやママさんへ
同世代のママが少なくて、肩身が狭い気持ちになったり、孤独を感じながら妊娠期を過ごしたり、
子育てをしているかもしれません。
支援をする人も世代が離れていたり、わかってもらえないなと感じているかもしれません。
でも、この講座にはたくさんの人が参加しています。
子どもも大事ですが、一人の個人としてのあなたを、10代としての一面も大事にして、
話を聞いて寄り添おうとしている人もたくさんいるのを知ってもらえたらうれしいです。
ティーンズママルームの先生方と一緒に講座の後に記念撮影!